●英名:Cress,Water cress
●別名:クレス、ウォータークレス
●和漢名:おらんだがらし、みずがらし、西洋菜
●学名:Nasturtium officinale R.Brown
●科名:アブラナ科の多年生草本
●原産地:ヨーロッパ中部および南部
●主産地:フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、北米、中国など
アブラナ科の多年草で、ステーキの付け合わせやサラダなどでよく使われている。ピリッと刺激的でさわやかな辛味が特徴である。
学名の語源は、ラテン語のナシ(鼻)+トルティウム(ゆがむ)に由来しており、これを食べると「鼻がゆがむほど刺激的」というわけである。
繁殖力が強いため各地で帰化しており、それだけに変種が多い。
日本への渡来は明治初年頃で、西洋料理店で使ったクレソンの残りが川に流れ出て根を張り、繁殖したという説がある。現在日本で見られるのは、花が咲いて種子ができるものと、種子ができないものとがある。日本に最初に渡来したのは後者といわれており、これが野生化して沼地や小川などに広く分布するようになった。
同じアブラナ科のマスタードに似た芳香と辛味、かすかな苦味をもつ。マスタードよりも辛味感は弱く、生食に適している。葉にはビタミンA・C、カルシウムや鉄分を多く含み、ヨード化合物も豊富である。
■クレソンは生食が一番である。フランス料理では葉をサラダに用いるほか、裏ごししたものがスープやソースにも使われている。ピリッとした苦味は肉料理にもよく合うため、ステーキやローストビーフなどの付け合わせにもよく利用されている。
■中国料理では西洋菜と称し、スープや炒めもの、冷麺などに使われている。
■和食では、てんぷらやおひたしにすると美味しい。
■クレソンをコップの水に生けておくだけで、新しい葉や根が出てくる。それほど再生力が強い植物で、栽培も簡単である。ただし、別名ウォータークレスの名のように、きれいな水でなければならない。浅い清流か湿地に、根の出た茎部を押し込みそのまま放っておくと、そこに根づいて群生する。
■栽培は、種子をまく方法、株分け法、さし芽法などがある。種まきは3〜4月と9月頃行う。株分け、さし芽は2〜4月と9〜10月に行う。
■収穫は、株分けとさし芽なら1ヶ月後ぐらいからできる。芽先の柔らかいところを摘み取る。